ビジネスブランディングの専門家が生み出した女性の起業支援サービスは、3ヶ月後に独り立ちできるパーソナルプログラム

ライフイベントの壁に阻まれやすい、女性のキャリアやライフの課題。誰もが「自分らしく」を実現するために、理想のキャリアやワークライフバランスを自ら確立してほしいーー。「女性の力を、社会の力に」という力強いメッセージを掲げるMaVieは2020年、女性のエンパワーメントを目指す新たなサービスを次々と立ち上げた。
コロナ禍の約半年間で、新サービスをスタートした理由は何か。代表の志賀に聞いていきます。
目次
納得感をもって変化の時代を生き抜く
「私は新型コロナウイルス感染症の拡大前から4年間、オンラインを主軸にビジネスを展開してきました。そこで、時間と場所に捉われない働き方は女性と相性が良いと感じていて。これまでに自身が培ったノウハウや経験を届けたい。そう想っていた矢先に、今回のコロナ危機が起こったのですよね。
まさに今こそ、MaVieとして何か始めなければと強く思いました。私が今の働き方を確立するまでに苦労したことも多かったので、惜しみなく経験をシェアし、モデルケースになれたらと考えています」
新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、私たちを取り巻く環境は急速に変化した。在宅勤務やリモートワーク、副業の解禁やワークシェアリング。働き方改革によって個人の選択が自由になればなるほど、意思決定の機会も増えるもの。いわば、個人がそれぞれ、改めて自分の幸福について考える時代に突入したと言えるだろう。
特に女性は結婚や出産などのライフイベントによって、その後のキャリアが大きく左右されやすい。結婚後の転居や生活の変化がきっかけで、やりたいことを諦めるケースも珍しくない。しかしオンライン環境を活用した仕事や職の幅が広がると、女性が選べる選択肢も増えてくる。こうした「変化の時代」を生きる多くの女性の道標となるべく、代表の志賀自身も人生をひとつひとつ前に進めてきたのである。
「自分らしくありたいという女性が集まる場を提供し、今の時代を自分らしく人生を謳歌する女性を増やしたい」
仕事でもプライベートでも、自分にとってちょうど良い「ブレンド」を探し、数ある選択肢の中から自身の理想を選び取る。こうして生まれる「自分らしさ」こそが、幸せに生きるために必要なキーワードの一つだと考えている。
「自分らしさは「正しさ」ではないと思います。大切なのは、人や社会の対比の中で価値を置くのではなく、自分自身であることに価値をおくこと。自分が納得できるかどうかは、ご自身の中にしか答えはないはずです。女性はライフイベントも含めて、決断の機会が多くあります。ですがそこで感情を大事にせず、思考先行で決断していては、納得のいく答えにはなかなかたどり着けません。そこで、納得感をもった答えを見つけるサポートができたらと思っています」
原体験から生まれた、MaVieならではのカリキュラム
こうしてコロナ禍に提供していたサービスには、MaVieが考えるセルフコーチングの要素が多く詰まっている。
「既に世の中には、コーチング関連の多くのサービスがあります。そこで、MaVieだからこそ提供できる価値を考え抜きました。人生の手綱を自分でもち、人生の選択肢を自分で決める女性を応援したい。私たちはそうした女性をサポートするために必要な情報や知識を共有することを、最も重視しています」
例えば開催していたインプット型の無料セミナー「Mdialgoue」では、自身と向き合うセルフコーチングの機会を提供しながら、働く女性に実践的な情報を届けている。
こうした想いを背景に誕生したMaVieの女性活躍支援事業において、講師・コーチはあくまで伴走者であり、指導者ではないという位置付けだ。経営者・企業・サービスを数々手がけてきたブランディングのプロが、より自分らしさを引き出し表現するための満足度の高いサービスの提供を目指しているという。
同じ境遇を経験したからこそ具体的に想像ができるもの。志賀はこう振り返る。
「これまで個人的にコーチを探している時期があったのですが、なんだか余計にモヤモヤしたり、しっくりこない場面が多くて。その原因を考えた際に、コーチの経験値が、コーチの想像力やコーチング自体の内容にも大きく関わってくることに気づいたんです。自分が今いる人生のステージや、その時々に抱えている課題のテーマに合ったコーチを選ぶことの重要性を感じました」
自身が経験していない物事を想像するには、一定の限界がある。そこでMaVieでは、働く女性であり、かつライフイベントについても理解のある代表の志賀が、ひとりひとりに寄り添いながら実践的なサポートをする。
起業・独立支援プログラム「MaVie salon」とは
では具体的に、MaVieが提供する「MaVie salon」とはどのようなサービスなのか。志賀は「ブランディングのプロが、今までのその人の経験やキャリアの蓄積から、ビジネスにおいての独自性やらしさを引き出す」とその特徴を語る。
働く女性は自身のキャリアを進める上で、プライベートにも向き合わなくてはいけない場面が多く訪れる。そこでMaVieでは、これまでキャリアを築く上でどのように壁を打開してきたのか、仕事と育児の両立はどうしているのかなど、自身の経験をふまえてお客様と向き合える点も強みとしている。
たとえば将来的に独立を考えているけど、どのようなスキルがビジネスに繋がるのかわからない。相談できる場所もない。そんな漠然としたモヤモヤを抱えている女性。具体的な目標はあるものの、なかなか行動に移せない女性。こうした状況にある女性は、自分の強みや価値観を自身で言語化できていないことも少なくない。そこで「MaVie salon」を通じて自身を見つめ直すことで、次のアクションを起こしやすくなる。
さらに、十分な効果を発揮するためにこの講座では、3ヶ月伴走する。そもそも、1on1のパーソナルブランディングというのはコーチングの要素も非常に高い。そこでコーチングとカウンセリングの違いについて疑問を抱く人も多いだろう。
「色々な流派がありますが、お客様ご自身が答えをもっているけれど、自分ひとりでは見つけられないというとき、またお客様が可能性を発揮したり、前進することを後押しすることがMaVieの提供するコーチングだと考えています」
自分では気づかないらしさを引き出し、ありたい姿を一緒に考える
MaVie salonは、将来的に独立したい、自分でビジネスを行いたいフリーランスを目指す女性や起業を目指す女性のための講座です。
「得た学びを実生活に活かすには、また一つ別のハードルがあるように感じていて。資格取得をしても資格を使う場所がないと前に進めない。だからこそ、ご自身の蓄積を活かして独自性を引き出していく。そこから表現するアクションの部分もしっかりとサポートし、ご自身が人生の主導権を握って思い切り進めるように応援したい」
多くの人は「最初の一歩」が大切だと言うだろう。しかし本当に試されるのは、その後も自身で歩み続ける姿勢と、自分らしくあり続ける勇気なのかもしれない。キャリアや人生における答えは、外から与えてもらうものはなく、自らの手で導き出すものである。こうした熱い想いが詰まったMaVieの女性活躍支援事業は、今後も更に進化を遂げるために尽力していく。