完全オンラインで広報活動をサポートし、コロナ禍における新商品PR・メディア露出を実現——株式会社LIGUNA
スキンケア商品や美容雑貨を主力の商品とし、食品の企画開発や通信販売も手がける株式会社LIGUNA。全国で52万人以上が愛用するヒット商品なども生み出し、リピーターの育成や定期購入への引き上げなどに注力している。
コロナ禍における新ブランド・商品のPR手法について課題を感じていた同社は、オンラインでのPR・コミュニケーション支援をMaVieに依頼。新ブランド発表および商品販売に合わせて一貫してオンラインで支援を行い、オンライン記者会見も開催した。コロナ禍における新事業の立ち上げや、オンラインでの広報支援について話を聞く。

吉岡美湖さん
株式会社LIGUNA企画本部。敏感肌の方でも使える化粧品を開発したいという想いから、工業高等専門学校で化学・生化学を専攻。2016年4月に入社後、品質管理や製造管理等、ものづくりの現場の経験を経て、2019年8月からブランド開発に携わる。
志賀祥子(しがしょうこ)
株式会社MaVie(マヴィ)代表。東京都出身、1児の母。経営視点と女性消費者目線をもつ専門家として、社会トレンドや消費者動向を掴んだ事業成長につながる支援を得意とする。 企業や事業のコンセプト設計からコミュニケーション開発、PRまでブランド全体のプロデュースを一貫して手がける。
ーーLIGUNAさんの事業内容を教えてください。
スキンケア商品や美容雑貨、コスメや食品の企画販売などを手がけています。弊社は2003年に有限会社あきゅらいず美養品として創業し、2019年に株式会社LIGUNAと社名を変更。主力の「あきゅらいず」ブランドの基礎化粧品は、おかげさまで多くの方々にご利用いただいており、愛用者数は2018年時点で52万人を突破しました。
現在は創業の第2ステージとして、人生や社会を「健やかに変える事業」の創出に取り組んでいます。本社を構える東京都の小金井市では、地域での活動にも注力しています。
ーーMaVieは新ブランドの発表や商品販売をきっかけに、広報支援などに入らせていただきました。
弊社は2020年9月に、新しいスキンケアブランド「KOKOZO」の展開を開始しました。新しいブランドを立ち上げるのは15年以上ぶりでしたので、社内でも特に重視していた一大プロジェクトのひとつです。「KOKOZO」は、「ここぞ」というタイミングに、肌も心も晴れやかな状態で本番を迎えていただくために誕生したスキンケアブランドです。開発した乳液タイプのオールインワンフェイスマスクは、100%天然の素材を用いてシートを作成しており、お肌に必要な天然素材もバランスよく配合されています。
しかし待望の新ブランドのお披露目というタイミングで、新型コロナウイルス感染症が拡大してしまう事態に。そこで当初全く予想していなかったような、様々な課題が発生してしまいました。
ーー新型コロナの拡大をうけて、具体的にはどのような課題がございましたか?
新しいブランドの開発を進めていた当初は、結婚式やパーティーに合わせて「ここぞ!」というときにお客様にお使いいただくような需要を見込んでいました。しかし今回新型コロナが発生したことで、フェイスマスクの使用シーンを再度検討する必要が出てきてきました。また、海外から調達しなくてはいけない原材料もありましたので、物流の遅延も大きなネックになりましたね。
さらに、新商品を訴求したい大人の女性の皆さまに対して、コロナ禍でどのようにPRをしたら良いのかという点についても、頭を抱えていました。というのも、社内にはメディア向けの発表会やプレスリリースの企画ができる人材が在籍していなかったからです。そこで、女性の視点ならではのPRのトータルプロデュースに強みをもつMaVieさんに、ご支援を依頼。オンライン記者会見の開催なども、企画から運営・実施後のフォローにいたるまでご協力いただきました。
ーーオンラインでの記者会見を行ってみて、ご感想はいかがでしたか?
弊社にとって初めてのオンライン記者会見でしたので、機器の設定なども含めて、全面的にMaVieさんにサポートいただきました。当日のプレゼンテーションの方法だけでなく、我々が話す順番などもご提案いただき、会見内容のブラッシュアップもできたように思います。メディアの皆さんに情報を伝える際にはどのようなポイントを重視すべきなのか、どういった情報が必要とされているのか、というような細かな点もどんどんクリアになっていきました。
振り返ってみると、オンライン記者会見の当日は台風が上陸していたため、オフラインでの会見よりも効率が良かったように感じています。悪天候下でも記者会見を開催しやすい点に関しては、オンライン記者会見ならではのメリットかもしれません。当日は100%の出席率だったのも驚きでした。
弊社の代表や取締役からは「オンラインの記者会見は初めてだったが、とても便利だと実感した」「商品に関する問合せを多数いただいている。これまで実施していたダイレクトマーケティングとは異なる、プレスリリースや発表会の力をひしひしと感じている」という声も上がりました。

ーありがとうございます。弊社は創業時からフルリモートを基本にしていましたので、オンラインならではのサポートに評価をいただき、とても嬉しく思います。
MaVieさんからは、オンライン記者会見時に弊社全員がフェイスパック姿で登場するという斬新なアイディアもご提案いただきました(笑)。もちろん弊社の意見も尊重していただきましたので、私たちならではのオリジナリティを出すことができたように思います。
今回販売したKOKOZOのフェイスマスクは、30〜40代の女性だけでなく、男性の肌ケアにもおすすめの商品です。また、ギフト用パッケージもご用意しているため、贈り物としてもご活用いただけます。そういった商品の細かい魅力に関しても、質疑応答などをふまえて十分に伝えることができました。
MaVieさんにはコロナ禍だったこともあり、最初から最後まで一貫してオンラインのやりとりのみでご支援をしていただきましたが、とてもスムーズに進行していただきました。またzoomなどを使ったオンライン会議のほか、チャットツールも活用をして、すべてリモートにて業務を進行。発表会終了後も記者さんのフォローを完全にお任せできた点も、とても安心でしたね。
ーー新商品やサービス発表の際は、PRの戦略だけでなく、メディアリレーションも重要な要素のひとつです。そこで的確な情報だけでなく、皆さんの気持ちも伝わるように記者会見の開催をサポートさせていただきました。
記者会見後には、実際にメディアに掲載された記事を拝見しました。弊社の理念や商品の特徴を記者の方にきちんと伝えることができたようで、とても嬉しく感じたのを覚えています。新型コロナの影響で家にいる時間が増えた今だからこそ、家事や育児に取り組みながら簡単にケアができるKOKOZOのフェイスマスクの魅力を、これからも多くのお客様に伝えていけたら嬉しいですね。
オンラインの記者会見をただ開催するだけでなく、その後のメディアとのコミュニケーションもサポートいただける点は、広報活動に悩みをもつ企業にとって、とてもありがたいのではないでしょうか。
ーありがとうございます。最後に、今後の広報活動についてのお考えをお聞かせください。
今回の経験をふまえて、積極的にオンラインでの広報活動を社内でも取り入れてみたいと考えるようになりました。KOKOZOの発表を通じてメディアに掲載いたたいだ記事も、今後の発信に活用していきたいですね。オンラインだからこそできる発信方法を模索しながら、今後も常にアンテナをはって情報を収集したいと思います。