ワーママコミュニティ「Mrelations」が新年度における働く母親の意識調査を実施 ~育休復帰予定・経験者の9割が「育児・家事・仕事の両立」に不安を感じると回答~



女性のエンパワーメントを目的に事業展開をする株式会社MaVie(東京都港区、代表取締役社長:志賀祥子、以下マヴィ)は、運営する働くママ・プレママ向けコミュニティ「Mrelations PLUS」にて新年度における働く母親の意識調査を行いました。

新年度は、「進級」そして「育休復帰」、小学校や中学校の「入学」と、「子どものライフステージの変化」に合わせ、母親の生活も変化が生じます。コロナ禍で迎える新たな生活変化に対し、母親たちはどのように感じているのでしょうか?本調査で明らかになった、働く母親たちのリアルな声をお伝えします。


【調査トピックス】

  • 育休復帰予定者・経験者の9割が「育児・家事・仕事の両立」に不安を感じると回答
  • 小学校入学への情報収集は長期化傾向。育休復帰後の次なる大きな壁に
  • コミュニケーション機会が減ったコロナ禍、情報収集方法にも不安を感じる声が
  • 「3歳時短勤務終了」を迎える母親からは柔軟な働き方を求める声も



■育休復帰予定・経験者の約9割が「育児・家事・仕事の両立」に不安を感じると回答

育休復帰予定・経験者の方へ「保育園入園時に不安だったことは何ですか?」(複数回答)と聞いたところ、

「育児・家事・仕事の両立」86.5%
「登園後の生活スケジュールについて」47.4%
「子どもを預けることへの罪悪感」31.6%

と続きました。


上位2項目から「育児・家事・仕事の両立」は、多くの働く母親に共通する悩みであることがわかります。実際に母親からはこのようなコメントが寄せられました。

「時間的にも、自身の精神面においても、家事・育児と仕事量のバランスが取れるか不安です」(40代・2児の母)

「夫の帰りが遅く、仕事終わりのお迎えから寝かしつけまでワンオペです。子どもにも負担をかけてしまいそうで心配です」(30代・2児の母)


 さらに両立に関する悩みに次ぎ、多かったのが「子どもを預けることへの罪悪感」。母親が働くことで「子どもに寂しい思いをさせているのではないか」という罪悪感を抱く方が3割に上りました。

 「以前のようにきちんと仕事をこなせるか不安ですし、まだ小さい子を保育園に預けて働くことへ罪悪感も感じてしまいます」(20代・1児の母)


このようなお悩みは、日頃より当コミュニティ「Mreletions PLUS」にも数多く寄せられています。しかし働く母親にとって、働くことで子どもに与えるポジティブな影響もあるという声も増えてきており、ポジティブな情報交換も活発に行われています。 




■小学校入学への情報収集は長期化傾向に。悩みは始める時期は、4歳児クラスの進級から。

「小学校入学に向け、情報収集をしている」と回答する約9割の母親たちが、調べていた内容は大きく3つでした。

  • コロナ禍、どのように入学式を執り行うのか
  • 先生とどのくらいコミュニケーションがとれるものなのか、とっていいものなのか
  • 生活時間を「どのように」、「いつから」変えていけばいいのか


このほか、1~2年後に小学校入学を控える子どもを持つ母親からも「小学校入学に関する情報収集がしたい」という要望の声が多く見受けられました。小学校入学というライフイベントは子どもだけでなく、母親にとっても大きな転機です。働きながら忙しい中でも、早い段階から情報収集に取り組んでいることがわかりました。

「上の子が年長になります。親子ともに、小学校入学までに準備すべきことを早めに知りたいです」(30代・2児の母)
「小学校への進学について、みなさんいつぐらいから考え始めているのか…遅くないか不安です」(30代・1児の母)




■コミュニケーション機会が減ったコロナ禍、情報収集方法にも不安を感じる声が

 育休からの復帰、小・中学校への入学、そして進級と「子どものライフステージの変化」ついては、約8割が「家族や友人といった知人」、そして約半数が「インターネット検索」と回答。

依然として身近な知人経由の情報が頼られる中、コロナ禍で直接顔を合わせる機会が減り、情報収集に不安を感じる母親も見受けられました。

「知人に会う機会が減り、以前は気軽にできていた情報交換ができず、なかなか相談もできなくなりました。どこで情報を得たらよいのか迷います」(30代・2児の母)




■自分時間の作り方、子どものメンタルケア…先輩ママに聞きたいことは盛り沢山

「先輩ママに聞きたい悩み」については、自身に関する悩みが多く寄せられました。

  • 自分の時間は確保できていますか?
  • 時間コントロールで心がけていることはありますか?
  • 外出も憚られる今、自分の息抜きに良い方法があれば教えてください
  • ワンオペでつい子どもにきつく当たってしまいます。
  • 働きながら、子どものケアをしてあげることがなかなか難しい…どんなことを意識するといいでしょうか?




■「時短勤務終了」を迎える母親からは柔軟な働き方を求める声も

 実は新年度は、母親自身にも変化がある場合もあります。会社の制度によっては「時短勤務制度は子どもが3歳まで」と定める会社もあり、時短勤務からフルタイムに勤務形態が変わるタイミングになることも。

「この春で時短勤務が終了します。正直、まだまだ手がかかる年頃なので時短勤務を継続したいです」(30代・1児の母)



■総括

今回の調査では「育休復帰」と「小学校入学」に対する不安の声が目立ちました。なかでも「育児・家事・仕事の両立」は、約9割の母親が不安に感じていることがわかります。育休復帰時に感じた困難の経験から「小学校入学」へ向け早くから情報収集を始め、早めに課題解決に取り組もうという気持ちの現れかもしれません。

また子どもの年齢やライフステージの変化に関わらず、「母親自身の自分時間の作り方」に悩む声が多く見られました。ソーシャルディスタンスが求められる今、コミュニケーション機会が減少。外出機会も激減していることから、自分のための時間を確保しにくい状況があることがわかります。

当社の運営するワーママ・プレママ向けコミュニティ「Mrelations PLUS」では、将来妊娠を希望するプレママから働く母親たちが毎月オンラインで集まり「育児と仕事の両立」におけるポジティブな議論をする場を設けています。目的はただの雑談ではなく、育児と仕事を“自分らしく”両立させるためのナレッジシェア。このコロナ禍、母親同士の交流や情報交換を求めて全国から参加者が急増しています。


<調査概要> 

  •  調査名:新年度における働く母親の意識調査
  •  調査方法:インターネット調査
  •  モニター数70名
  •  属性:未就学児~小学生の子を持つ働く母親・プレママ
  •  年代:25~55歳
  •  調査期間:2021年2月26日〜3月10日


今回調査を行ったのは、弊社が運営する働くママ・プレママ向けコミュニティ「Mrelations」利用者。

コミュニティ「Mrelations」では本調査をはじめ、働く女性のリアルな声を日々集めています。コミュニティ利用者へのインタビュー設定や座談会も実施可能ですので、ご要望の際はご相談ください。




<ワーママ・プレママ向けコミュニティ「Mrelations PLUS」について>

ミレニアル世代の育児と仕事の両立を考える「Mrelations」は、日本のワーママを取り巻く問題を解決するための活動として、会員同士のナレッジシェアを目的に2018年に誕生。今までの累計参加者は100名を超え、20回を超える交流イベントを開催してきました。

コミュニティの特徴は、ひとりひとりが充実した人生を歩むために「育児も仕事も両立しながら、自分自身のベストなバランスを確立したい」という志向の女性が集まっているという点。「ママ」という属性だけでなく、同じような価値観・想いを持った方との交流を促進する場を作り、“キャリアと育児”どちらかに比重を置くという議論ではなく「自分らしい両立のベストバランス」を見つけるために、ポジティブな情報交換や議論が生まれる場となっています。


・参加者属性

※参考:平成最後の夏なのに、仕事と育児の悩みは昭和から変化していない

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